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DNSが正しく設定出来ているか確認するには(windows nslookup)
DNSが正しく設定出来ているか確認する方法(windows nslookup)
■概要
DNSで、ご自分のドメインにサーバのIPアドレスが正しく登録されているか、サブドメインは正しく登録されているか、windowsなどに付属するソフトウェアを使って確認することができます。このページでは、お客様がMS Windowsをご利用であるという前提で、Windows付属のnslookupコマンドを使って、DNS設定を確認する方法についてご説明します。
■対象者
弊社のお客様すべて。ご契約いただいているプランは問いません。
■前提条件
- MS Windows PC をご利用であること。
- いまから検索するドメインの権威サーバ(ドメインの情報を実際に管理しているネームサーバ)が、弊社ネームサーバ(
ns1.willnet.ne.jp、ns2.willnet.ne.jp
)であること。
もちろん弊社管理下のネームサーバ以外が権威サーバであってもnslookupで検索できます。権威サーバを指定するところが出てきましたら、適宜実際の権威サーバに読み替えてください。
■nslookupコマンドの起動
nslookupコマンドは、コマンドプロンプトから実行します。直接ドメイン名を指定して検索を行うこともできますし、対話型インターフェースで続けて検索を行っていくいくこともできます。ここでは、対話型インターフェースで起動することにします。
以下、コマンドプロンプト内で、太字は入力する文字、赤字は説明とします。「[ENTER]」はエンターキーを押します。
(1) コマンドプロンプトを開く
(2) 以下のコマンドを実行
C:\Users\username> nslookup[ENTER] 既定のサーバ: local.gateway Address: 192.168.1.1 >
最後の行に「>」とだけ表示されたら、nslookupコマンドを対話型インターフェースで実行中になります。
■セカンダリネームサーバを指定
DNS情報を変更した直後は、キャッシュ等により、すぐには新しい情報が検索されないことがあります。ドメインが正しく権威サーバに登録されているか確認するには、セカンダリネームサーバ(ns2.willnet.ne.jp)に対して検索を行うのが確実です。
(1) nslookup内でserverコマンドを実行する。
> server ns2.willnet.ne.jp[ENTER] 既定のサーバ: ns2.willnet.ne.jp Address: xxx.xxx.xxx.xxx >
セカンダリネームサーバが ns2.willnet.ne.jp でない場合は読み替えてください。
■ドメインに対するIPアドレスを検索
nslookup内でドメイン名を入力すると、そのドメインに割り当てられているIPアドレスが返されます。
> www.example.jp[ENTER] サーバ: ns2.willnet.ne.jp Address: xxx.xxx.xxx.xxx 名前: www.example.jp Address: 198.51.100.1 >
最初の「サーバ」は検索に利用したネームサーバ、「名前」とそれに続く「Address」が、検索対象のドメイン名と検索されたIPアドレスです。
■MXレコードを検索
ドメインに対してメールを送った際の送信先となるメールサーバはMXレコードで指定されています。
(1) MXレコードを検索するように指定。
> set type=mx[ENTER] >
(2) ドメインを検索する。メールアドレスの「@」より右側を入力してください。
> example.jp[ENTER] サーバ: ns2.willnet.ne.jp Address: xxx.xxx.xxx.xxx example.jp MX preference = 20, mail exchanger = mail2.example.jp example.jp MX preference = 10, mail exchanger = mail.example.jp example.jp nameserver = ns1.willnet.ne.jp example.jp nameserver = ns2.willnet.ne.jp mail.example.jp internet address = 198.51.100.3 mail2.example.jp internet address = 198.51.100.4 ns1.willnet.ne.jp internet address = xxx.xxx.xxx.xxx ns2.willnet.ne.jp internet address = xxx.xxx.xxx.xxx >
MXレコードの内容が検索されます。付属情報として、権威ネームサーバ、および、ネームサーバと権威ネームサーバのIPアドレスも同時に検索されることがあります。
■そのほかのレコードを検索
MXレコードと同じようにして、set コマンドでレコードを指定し、検索します。
■nslookup対話インターフェースを終了
exitコマンドを入力すると終了します。
> exit[ENTER] C:\Users\username>